- 静かな場所でマウスのクリック音が目立つため周囲に気をつかってしまう
- マウスのクリック音が大きく、ビデオ会議中にPCのマイクがひろってしまう
いろいろ比較検討した結果、Logicool(ロジクール) M590 MULTI-DEVICE SILENTを購入することにしました。
今回、静音マウスのM590を
・選んだ理由
・使用してみてわかったメリット、デメリット
をまとめましたので、マウスの購入をご検討の方はぜひご覧ください。
私は前職で6年ほどECサイト運営を担当していました。
普段からPCでの作業(商品登録・在庫管理・売上分析など)が多かったため、ラップトップPCのトラックパッドからマウスに切り換えたあと、
- 会社に備え付けの有線マウス
- 同僚から譲り受けた赤外線の無線マウス
- 自ら購入したBluetooth接続の無線マウス
- プライベート用のApple製Magic Mouse
と、さまざまなマウスを使ったことがあります。その経験を元にM590をレビューしていきます。
また、M590を利用することでわかったことのうち、静音性能だけでなく
・作業の効率化に繋がったこと
・使っていて困った部分と対策
なども記載しましたので、ぜひご覧ください。
M590 MULTI-DEVICE SILENT を選んだ理由
静音設計のマウスの中でも、M590を選んだ理由は下記のとおりです。
- ロジクール製マウスの使用経験があり、静音性をイメージしやすかった
- マウス1台に、2台のデバイスをペアリングできるため
- マウス側面のサムボタンにキーを2つ割り当てられるため
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
ロジクール製マウスの使用経験があり、静音性をイメージしやすかった
ロジクール製マウスを以前使用していました。このM590はマウスのクリック音を従来モデルより90%軽減した商品です。
過去に別モデルを使用した経験から、イメージしやすかったため、M590を選びました。
実際に使ってみる必要はありますが、クリック音を減らせることで周囲を気にすることなく使用できそうです。
マウス1台に、2台のデバイスをペアリングできるため
マウス1台に2台のデバイス(PCやスマホ、タブレット)をペアリング(登録)できます。
マウス1台で操作できるようになり、マウスやトラックパッドを操作する手間を減らすことができるため、M590を選びました。
マウス側面のサムボタンにキーを2つ割り当てられるため
マウスの側面ボタンにキーを2種類割り当てることができます。
ボタンの位置は、マウスを握ったときに親指が触れる位置です。
頻繁に使うボタンを割り当てることで、
- キーボードで入力するキーの数
- マウスを動かす範囲
(サイト閲覧時の「戻る」「進む」ボタンのクリックなど)
を減らすことができ、作業を効率化できます。
以上、3つの理由から実際にM590を購入し、仕事やプライベートで使ってみました。
M590を選んだ理由
- ロジクール製マウスの使用経験があり、静音性をイメージしやすかった
使ったことのあるメーカーのマウスだと改良点や付加価値がわかりやすいため - マウス1台に、2台のデバイスをペアリングできるため
PC 2台(Windows・Mac)、PCとiPadの組み合わせで作業をすることが多く持ち替えないでよさそう - マウス側面のサムボタンにキーを2つ割り当てられるため
ブラウザの「進む」「戻る」が割り当てられるため便利。他の割り当ても試してみたい
使ってみることでわかってきたメリットやデメリットについて、次にまとめました。
使ってわかったメリット
実際にM590を使用したことでメリットやデメリットがわかってきました。
まずはM590を使用するメリットをまとめました。
期待通りのものもあれば、想定していなかった便利さもわかってきました。
- 思っていた以上に静か。リモート会議にもおすすめ
- M590に2台のデバイス登録後、ボタン一つで切り替えられて快適
- 側面にある2つのサムボタンにひとつずつキーを割り当てて、作業を効率化できた
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
①思っていた以上に静か。リモート会議にもおすすめ
M590のクリック音は思っていたよりも小さく、周囲に気兼ねなく利用できるものでした。
意外だったことは、オフィスでのミーティングやデスクで1つのPC画面を見ながら作業をしているときに、こんなひと幕がありました。
近くにいる人でも聞き取れないほど、静音設計がしっかりしていました。
(その時は回線が悪く、ページの切り替えが遅かったようです。。)
また、予想外のメリットもありました。
リモート会議中に誰かが話しているときに、他の誰かの物音(打鍵音やマウスのクリック音など)がマイクに入ってしまうと、相手の話を遮ってしまうことがあります。
M590は、静音性に優れているため、こちらが誰かの音声を遮ることがありませんでした。
②M590に2台のデバイス登録後、ボタン一つで切り替えられて快適
M590に2つのデバイスを登録することで、デバイス間をボタン一つで切り替えられるようになりました。切り替えたり、トラックパッドに手を持っていく必要が無くなることで、期待通りの快適な作業作業環境になりました。
M590はiPadでも使えるため、使用してみました。PC間のデバイス切り替えと同様に作業効率化を図れました。
それまではPCと一緒に作業をする場合、どうしても
・手が届く範囲にiPadを置いておく
・使うときにiPadを取り出す
など、iPadを使用し始めるためのひと手間が必要でした。
画面に触れることが前提となるiPadでも、PCで作業をする途中にボタン一つで切り替えれば、そのままマウスで作業を続けられるため、メモや写真、予定のチェックなど簡単な確認作業であれば、iPadに触れずに済んでしまいます。
M590はBluetooth接続で使用できますが、ご自身のタブレットに対応しているか改めてご確認ください。
デバイス切り替えボタンは、画像のとおり、マウス中央のホイール手前に位置します。
どちらのデバイスに繋がっているかはインジケーターで見分けます。
③側面にある2つのサムボタンにひとつずつキーを割り当てて、作業を効率化できた
M590側にボタンを2つ割り当てられる機能は期待通りでした。また、使用しながらM590の側面ボタンに合ったキー割当が見つかりました。
購入当初はブラウザの「進む」や「戻る」を割り当てて使用していましたが、最終的には「Enter」や「Backspace」を割り当てることで落ち着きました。
作業をしていて、
・検索などで、コピー内容の貼り付け後に押す「Enter」キー
・コピー内容を貼り付け後に入った余分な文字を消すときに押す「Backspace」キー
を左手で押す回数が多く、左手を一度離して「Enter」や「Backspace」を探す時間が発生していることに気が付きました。
僕は文章入力以外のPC作業をするときは、左手をCtrl(コントロール)とX・C・Vなどのコピー・切り取り・貼り付けのショートカットを押せる位置に置いています。
そのため、右手のマウスに「Enter」「Backspace」を割り当てることで作業スピードを速めることができ、上記ボタンを押す際に誤って違うボタンを押すことも無くなりました。
何度も押す場所だったため、作業全体の短縮と手元を探す手間が省けたことが私の中で大きな改善に繋がりました。
ここまで、M590を実際に使ってわかったメリットをお伝えしました。まとめると下記のとおりです。
- 静音性が期待以上に優れていた
周りを気にせずに使用できる。
リモート会議中に操作音が入って他者の話を遮ることがない。 - M590ひとつで2台のデバイスを切り換えながら作業ができる便利
持ち替える手間が減り登録後、ボタン一つで切り替えられて快適
画面タッチ前提のiPadでの簡単な作業にも効果あり - 側面にある2つのサムボタンにひとつずつキーを割り当てて、作業を効率化
「Enter」「Backspace」を割り当てた
1日に行う軽いが頻度が高い作業のタイムロスを削減できた
静音マウスM590を使ってわかったデメリット
ここまで、M590の使ったメリットをお伝えしました。メリットを実感できた反面、使ってみることで3つのデメリットもわかってきました。
- デバイス切り換えボタンを押した後に待機時間が発生する
- 持ち運ぶ際にスペースが必要なため薄型のケースに収まらない
- バッテリーが単三電池のためいつまで持つかわからない
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
①デバイス切り換えボタンを押した後に待機時間が発生する
M590で2台のデバイスを切り換えながら作業をしていると、切り換え直後に入力を受け付けないときがあります。このとき、Bluetoothの再接続が完了し使い始められるまで待つ必要があります。
待つ時間は、ほんの2秒ほどですが作業が中断されることから体感的には待つ時間が長く感じます。Bluetoothで無線通信をする製品の限界なのかもしれません。
そこで、M590に付属のUSBレシーバーを使って無線接続をしてみました。すると、有線接続しているような感覚でマウスの使用開始時に遅延を抑えられます。
この待機時間の有無により、体感的にかなり変わってきます。Bluetoothを使った無線マウス特有の再接続問題に頭を悩ませている方は、この機会にご検討くださいね。
PCを2台お持ちの方は追加でUSBレシーバーを別途購入する必要があります。レシーバーのみの購入も可能です。
・最大6台の対応キーボードとマウスを接続できる
・接続できる範囲は最長10mまで
・遅延やデータ欠落のない、高性能かつ信頼性のある接続品質
・レシーバーは小型なため、移動時に取り外す必要がない
・Logicool Unifying製品に対応
遅延せず無線通信を利用できたため、Unifying対応キーボードも追加で購入してみましたが、同様に遅延無く満足しています。
無線キーボードを使用していて、Bluetoothでの接続遅延に悩まれる方は選択肢の1つとしておすすめです。
②持ち運ぶ際にスペースが必要なため薄型のケースに収まらない
マウスを持ち運ぶ際に、薄型のタブレットケースやクラッチバッグなどにはM590が収まらないものもありました。M590は「薄型形状」を謳った製品ではないため仕方ないかもしれません。
とはいえ、M590は持ち運びやすいサイズで軽めに設計されており、USBレシーバーをマウス内に収納できるため、普段からマウスを持ち運ぶ必要がある方にとっては問題なさそうです。
③充電式でなく単三電池で動くため、いつまで持つかわからない
公式サイトには、M590は単三電池で24ヵ月使用できる商品といわれています。
ただし、利用状況や電池容量により変わってくるため予備をPCの乾電池を用意しておくか、充電池の利用をおすすめします。
単三電池は持っていると便利なため、一緒に持っていると役に立つかもしれませんね。
ここまで、M590を実際に使ってわかったデメリットをお伝えしました。まとめると下記のとおりです。
- デバイス切り換えボタンを押した後に待機時間が発生する
→ Bluetooth特有の再接続時間と考えられるため、付属のUSBレシーバーで改善できる - 持ち運ぶ際に収納スペースが必要
薄型のタブレットケースやクラッチバッグには収まらないものもあった。
→ 持ち運びやすいサイズと軽さのため普段から持ち運ぶ方には問題ない - バッテリーが切れたら電池交換が必要
充電式でなく、単三電池1本で動くため、仕事中に切れてしまうとしばらく使えないことも
→ 予備を置いておくか、充電式の単三電池を合わせて持っておくと安心
レビューまとめ
ここまで、静音マウスのM590 MULTI-DEVICE SILENTを選んだ理由とメリット・デメリットをお伝えしました。
まず、M590を選んだ理由は下記のとおりでした。
- ロジクール製マウスの使用経験があり、静音性をイメージしやすかった
使ったことのあるメーカーのマウスだと改良点や付加価値がわかりやすいため - マウス1台に、2台のデバイスをペアリングできるため
PC 2台(Windows・Mac)、PCとiPadの組み合わせで作業をすることが多く持ち替えないでよさそう - マウス側面のサムボタンにキーを2つ割り当てられるため
ブラウザの「進む」「戻る」が割り当てられるため便利。他の割り当ても試してみたい
実際に購入し、使ってみたことでわかったメリットは下記のとおりでした。
- 静音性が期待以上に優れていた
周りを気にせずに使用できる。
リモート会議中に操作音が入って他者の話を遮ることがない。 - M590ひとつで2台のデバイスを切り換えながら作業ができる便利
持ち替える手間が減り登録後、ボタン一つで切り替えられて快適
画面タッチ前提のiPadでの簡単な作業にも効果あり - 側面にある2つのサムボタンにひとつずつキーを割り当てて、作業を効率化
「Enter」「Backspace」を割り当てた
1日に行う軽いが頻度が高い作業のタイムロスを削減できた
メリットがわかった一方で、デメリットに感じる部分もありました。
- デバイス切り換えボタンを押した後に待機時間が発生する
→ Bluetooth特有の再接続時間と考えられるため、付属のUSBレシーバーで改善できる - 持ち運ぶ際に収納スペースが必要
薄型のタブレットケースやクラッチバッグには収まらないものもあった。
→ 持ち運びやすいサイズと軽さのため普段から持ち運ぶ方には問題ない - バッテリーが切れたら電池交換が必要
充電式でなく、単三電池1本で動くため、仕事中に切れてしまうとしばらく使えないことも
→ 予備を置いておくか、充電式の単三電池を合わせて持っておくと安心
以上、M590のレビューをお届けしました。
M590にはデメリットもありましたが、私がこれまで使ってきたマウスの中では最も私の使い方(ブラウジング、Excelなどで作業)に合っていました。
そのため2017年に1台目を会社デスク用に購入後、2019年には自宅用にもう1台購入し、のべ4年間使用するほど好きなマウスになりました。
気になる方はぜひ商品ページもご覧ください。マウスは3色ありますよ。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。